【2019年版】メモリの選び方

メモリの役割はパソコンのデータを一時的に保存することにある。

メモリの容量が十分であれば、重量級のゲームや動画編集などの大きなデータ転送を必要とする作業に耐えられる。メモリの容量が足りないと重いアプリがスムーズに動かない。

メモリの容量が少ないと、CPUが高速でもその能力を十分に発揮できない。そのため、メモリもケチらないほうがいい。

目次

メモリの規格

G.Skill メモリ

そのメモリにはさまざまな規格が存在している。最近の主流は「DDR4 SDRAM」。その中でもさらに異なる規格が存在するのでよく学習をしておきたい。

メモリの性能はメモリの規格を見ればわかる。

「DDR」で始まる「メモリチップ」と「PC」から始まる「メモリモジュール」という二つの表記法がある。

DDR4-2666とPC4-21300は表記が異なるだけで同じ意味である。DDR4-に続く数字は最大動作周波数(メモリクロック)と呼ばれている。

この数字が大きいと高速ということになる。

DDR4の後の4桁の数字を8倍するとPCの後の数字の5桁になる。2666×8=約21300というわけである。

現在における主流はDDR4-2666であり、定格動作で最も高速。それ以上のクロック数のメモリは周波数を上げたオーバークロックメモリである。

現在においてIntel製のCPUはDDR4-2666に対応していて最も高速。マザーボードの設定によりさらに高速にすることができる。オーバークロック用のメモリは価格が高く一般ではそれほど動作の違いを実感できない。

Intel製のCPUなら定格で最も高速なDDR4-2666を選べば問題はない。

Ryxenのメモリに要注意

メモリの主流は、DDR4-2666ということになっている。最新のIntel CPUの大半がDDR4-2666や2400に対応している。

最新型のRyzen CPUの場合には注意が必要である。
DDR4-3200やDDR4-2933など、ハイスペックなメモリに対応している。CPUとメモリの対応をメーカーサイトでを確認しておきたい。

AMD Ryzenデスクトップ・プロセッサー

ノートパソコン用はSO-DIMM

CFD DDR3 SO-DIMM D3N1600PS-4G

CFD DDR3 SO-DIMM D3N1600PS-4G

デスクトップパソコンで使用するメモリは「DIMM」という規格である。このタイプのメモリは高速で発熱量が高く、ヒートシンクが搭載されることもある。「SO-DIMM」はノートパソコン用のメモリで、自作パソコンには搭載できないので注意する。

パソコンの用途よってメモリの容量を決める

CORSAIR メモリ

CPUが働くためにはメモリが必要になる。CPUは料理人とするとメモリは作業台の広さといえる。メモリが大きければ大きいほど同時に多くの作業がこなせることになる。

メモリが少なければ作業が遅いどころか、ソフトが動かないことにもなる。動画編集や3D作成などデータ転送量が大きいので、メモリが8GBでは少ない。

インターネットの閲覧や文書作成などのオフィスソフトを使用するくらいの仕事だけなら4GBで十分である。それよりも快適な動作を求めるなら8GBは欲しいところ。

重量級のゲーム動画編集や3D関係になると16GB最低でも必要になる。さらにサクサク作業しようとすると32GB以上は用意しておくといい。

メモリは後から追加できる。予算が足りない場合には、まずは8GBにしておいてそのあとから追加すると良いだろう。

マザーボードを選ぶ際には、何GBまで拡張できるかを把握しておいた方が良い。Mini-ITXのマザーボードになるというより2枚しか搭載できなかったりする。

デュアルチャンネル

crucial メモリ

同じ規格のメモリを2枚1組で使うデュアルチャンネルは、データ処理を高速にできる。8GBのメモリを1枚だけ使うよりも4GBのメモリを2枚使ったほうが高速になるというわけ。

デュアルチャンネルの基本は、同じメーカーで同じ規格のメモリを使用すること。全く同じものを2枚用意する。初めから2枚1組で売っているものを使用するといい。Ryzen Gシリーズはデュアルチャンネルの効果は高いと言われている。

メモリの増設を考えている場合には、まずは8GBを1枚挿しておいて、スロットを空けておく。現在販売されているメモリ1枚の最大容量16GBなので、メモリスロットが4つある場合には、64GBまで増設できる。

8GBから始めると32GBまでしか増設できない。将来的な拡張まで考えると16GBのメモリを選択するといいかもしれない。そのかわり16GBのメモリは少し高価になる。

オーバークロックメモリ

DDR4-2666のメモリには「XMP」と呼ばれるintelのメモリ用拡張機能がある。DDR4-3000などの高速なメモリを使用する場合、マザーボードの設定から行う。

G.Skill メモリ

UEFI(BIOS)を使用してXMPを有効化する手間が必要になる。DDR4-2666でも「オーバークロックメモリ」が存在する。

DDR4-2133のメモリをXMPでオーバークロックして力を引き出すタイプは、XMPを有効化しなければそのメモリの性能を発揮できない。

製品の説明にXMPと書いている場合には注意すること。オーバークロックなしでDDR4-2666の能力が発揮できるメモリは「定格メモリ」と呼ばれている。

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