【2019年版】グラフィックボードの選び方

ディスプレイに接続してパソコンの画面を映し出すための装置がグラフィックボードだ。

最近のCPUにはグラフィック機能が搭載されていて、絶対に必要、というわけではない。3Dゲームや重量級のゲームを楽しもうとするならばそれなりに高性能なグラフィックボードを搭載しなければ満足に楽しめない。

目次

搭載しない選択

ビジネス PC

ネット閲覧やWord・Excelなどのビジネス用途にとどまるなら、グラフィックボードは特に必要はなく、CPU搭載のグラフィック機能で十分である。自作パソコンなら後でグラフィックボードを追加できる。

intelの型番の末尾に「F」のついてないCPU(F付きはグラボが必要)Ryzenの「G」シリーズは、グラフィック機能が搭載されているモデルで、グラフィックボードを搭載する必要はない。

第 9 世代インテル® Core™ i9 プロセッサー
Radeon™ RX Vega 11グラフィックス搭載AMD Ryzen™ 5 3400G

これらのCPU以外で、グラフィック機能を搭載しないCPUを使用する場合、搭載するグラフィックボードの購入まで視野に入れることになる。

GPU

グラフィックボード

グラフィックボードは「GPU」と呼ばれる映像描画装置が搭載されている。パソコンにおけるCPUみたいなものである。

グラフィックボードの性能はGPUのコア数や動作周波数メモリの搭載数で違いが出てくる。

GPUはNVIDIAとAMDの2社が供給している。マザーボードと同様に、GPUのランクを見分けられるようにすることが必要になる。

グラフィックボード上には、描画処理を担当するGPUと作業領域のメモリが搭載されており、CPUと同様にGPUも発熱をする。性能が高いものは複数のファンを搭載して温度を下げている。

接続するのはPCI Express x16である。

グラフィックボードの端子

グラフィックボードの端子には

  • DVI
  • HDMI
  • displayport

の3種類がある。1つのパソコンに複数のディスプレイに接続する場合、端子の数に注意すること。DVIを搭載しないグラフィックボードも増えている。

グラフィックボードを搭載する場合、グラフィックボード側のDVI・ディスプレイボードの端子に接続する。

一方、グラフィックボードを搭載せず、グラフィック機能内蔵CPUを使う場合、マザーボードの背面にある端子から出力するので注意だ。マザーボード側の出力端子まで確認しておこう。

ランク

グラボ

グラフィックボードには、NVIDIAとAMDの二大ブランドがある。

NVIDIAの主力は「GeForce」シリーズ
AMDの主力は「Radeon」シリーズである。

エントリークラス・ミドルクラス・ハイエンドクラスまである。

エントリークラスで安いものなら1万円以下。ミドルクラスになると1万円台~4万円台くらい。ハイエンドは4万円~20万円以上が大まかな目安となる。

1万円以下のエントリークラスを購入するならCPU内蔵のグラフィック機能で足り、購入しないでも済ませられる。

AMDのグラフィックボードの主力は、Radeonシリーズである。

RX5000は2019年7月に発売されたゲーミングモデル。
ミドルクラスはRX500シリーズ
ハイエンドクラスのRX Vegaシリーズに分けられている。

3Dゲームをプレイするなら最低でもミドルクラスは必要になる。快適にプレイするならハイエンドクラスが必要になるので出費は覚悟しておこう。

ゲームや動画の性質により一概にはいえないが、ミドルクラスモデルでは、中画質60fpsの動画、ハイエンドモデルでは、フルHDで高画質144fpsの動画がスムーズに再生できるかどうかが、快適にプレイできる目安となる。

定格モデル・オーバークロックモデル

グラボ

GPUを供給しているのはNVIDIAとAMDだが、そのGPUの組み込まれたグラフィックボード自体を製造するメーカーが多数存在する。

GeForce GTX 1060を搭載していても、メーカーや型番ごとに製品は異なる。グラフィックボードにも定格で作動する定格モデルとオーバークロックモデルが存在する。オーバークロックモデルの価格が高くなる。パッケージに「OC」などと記載されている。

グラフィック機能が搭載されているCPUを購入すればグラフィックボードをわざわざ購入する必要がない。intelの場合は「F」付き以外のCPU。AMDならRyzen Gシリーズがグラフィック機能を搭載している。コスト削減ならこちらを選択しよう。

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