【2019年版】CPUクーラーの選び方

CPUは多くの作業をこなすため大きく発熱する。冷却しなければ、あっという間に100℃以上になってしまう。

そこで、CPUを冷却するためのCPUクーラーが必要になる。CPUクーラーにはいくつかのタイプがあるのでここで理解しておこう。

目次

CPUに付属することが多い

CPUクーラーは、購入した際にCPUに付属してあることが多い。オーバークロックなどをしない場合にはリテール(純正品)クーラーで十分だろう。

CPUにリテールクーラーが付属してあるものもあるが、付属していないものもある。intel・AMDともに、リテールクーラー付属のCPU、付属しないCPUがある。

クーラーなしモデルintelの「K」Ryzenの「X」

intelでは「K」のついているモデルはリテールクーラーが付属していない。消費電力が大きく、ユーザーが自前のクーラーを準備することを想定しているためだ。

AMDでは第1世代Ryzenの「X」つきモデルには、リテールクーラーが付属されていなかったが、第2世代や最新の第3世代のRyzenにはリテールクーラーが付属している。

Intel Core XシリーズやRyzen Threadripperシリーズにはリテールクーラーは付属していない。発熱量が異常に大きく、リテールクーラーではなく、別売りのクーラーを準備することが推奨されているからだ。

通常の使用なら空冷によるリテールクーラーで十分である。後から交換することも可能で、気に入った物があれば交換することができる。リテールクーラーで冷やしきれない場合には、水冷クーラーを購入しよう。

AMDは、CPUによって付属するリテールクーラーが異なっている。Ryzen9やRyzen7には、LEDのついた豪華なリテールクーラーが付属する。他のRyzenにはLEDがついていない。

CPUクーラーの形状

CPUクーラーは冷却方式の違いにより、空冷と水冷に分かれる。

空冷式のCPUクーラーは、ファンを使って空気の流れをCPUに当てて冷却する方式。扇風機のようなものである。

水冷式のCPUクーラーは液体を使ってチューブを通してCPUの熱を排出する方式。

空冷型のCPUクーラーは、二つの形式がある。

  • トップフロー型
  • サイドフロー型

サイドフロー型

サイドフロー型が自作パソコンでは最も使われることが多いクーラーである。

他のパーツと干渉することはなく、大型のファンを使うことができる。ケースの前面から背面に空気を通すことができてエアフローを改善することができる。

コストパフォーマンスにすぐれ手が出しやすいモデルが多い。ファンが大きくなると冷却能力が高まる。

トップフロー型

トップフロー型のクーラーは、CPUに直接風を当てて冷却するタイプ。リテールクーラーもこの形である。CPU周辺のパーツにも風が当たり冷却することができる。

簡易水冷型

簡易水冷型は液体を使ってCPUを冷却するタイプのクーラー冷却した液体をCPUに当てて熱を排出する仕組み。

CPUから離れた場所に設置することができ大型化も可能になる。空冷のクーラーに比べて冷却能力が高い。冷却液ははじめから入っていて、取り付けるのも難しくはない。

空冷 トップフロー型
  サイドフロー型
水冷 簡易水冷型

CPUクーラーの取り付け方は、プッシュピン型とバックプレート型の2種類である。プッシュピン方式はCPUを挟むようにマザーボードに取り付けるだけ。バックプレート方式は、マザーボードに設置用のプレートを取り付けてクーラーを固定する。

クーラーとケースの大きさをチェック

CPUクーラーで大切なのはサイズである。最近のパソコンはmicroATXやMini-ITXなどの小型形状のパソコンが増えている。

コンパクトなパソコンは内部が狭くなっており、CPUクーラーが入りきれない場合がある。コンパクトなパソコンになればなるほど、入れられるCPUクーラーの大きさは制限される。

そのため、ケースを購入する際には、CPUクーラーのスペースを考慮する必要がある。

簡易水冷クーラーでは、ラジエーターが搭載できるかを確認する必要がある。ラジエーターには120mm~360mmまであり、購入する前には注意が必要だ。

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