PC作業を快適にするキーボードの選び方

安いキーボードの特徴として、うちにくいことが挙げられます。

長時間のタイピングを行っていれば必ず指に負担がかかってきますが。1回のタイピングで指に負担がかかってくるので指が疲れやすくなり、腱鞘炎になってしまうことも。

高級なものになると、スムーズにスイスイとタイピングすることができるので指が疲れにくいです。

キーボードのタイピングがつらくなったという方は、高品質のものに乗り換えるといいでしょう。

目次

キーボードの接続方式

キーボードはUSBで接続するものが一般的でしたが、最近では無線で接続できるものも出てきています。無線の場合置く場所を選ばずに使うことができます。コードがないのですっきりします。

一方で、接続が不安定になったり入力できないこともあります。そのため、万が一のことを考えると有線接続のものを1台用意しておいた方がいいでしょう。いざという時に入力できないことになってしまいます。

代表的メーカー

パソコン用のキーボードの代表的メーカーは以下の通りです。

エレコム
サンワサプライ
バッファロー

日本で最もシェアの高いPCサプライメーカー。
安価なキーボードを多く販売している。

FILCO
メカニカルキーボードを販売。軸の色で打鍵感が異なる。

東プレ
リアルフォースシリーズが有名で打鍵感は抜群。

ロジクール
低価格帯から高価格まで幅広い。

Razer
メカニカル・ゲーミングを多くリリースしている。

PFU
東プレのOEM製品を販売。

最近ではゲーミングキーボードも出てきています。


キーボードの掃除

キーボードは直接手で触れるものなので確実に汚れます。普段からこまめに掃除をしておきましょう。

キーボードの溝にホコリやカスが入ってしまうことがあります。その場合にはキートップ取り外し工具で外して掃除します。

キーボードの価格帯

大まかに分けると

5000円周辺
1万円周辺
2万円周辺
それ以上

2万円台あたりなってくるとかなり高級な部類です。その代わり使いやすさ打ちやすさについては抜群で、
日頃の作業効率にも影響を与えるので少し高いと思っても品質の高いものを準備しておいて損はないでしょう。

安物は早く壊れやすく腱鞘炎リスクもあります。結局安物買いの銭失いになる可能性も出てきます。

あまりにも高いものになると使わない機能もあったりするので、必要な機能を搭載しているもので、使いやすいものを選ぶのがベストです。

ゲーミングキーボード

普通のキーボードにはない機能が搭載されているのがゲーミングキーボードです。

特定のキー操作を登録し、複雑な操作の省略ができるマクロ機能が充実しているのが特徴。快適にゲームプレイができます。

一度に4つ以上のキーを押しても認識可能なゲーミングキーボードもあります。

静電容量無接点方式

東プレのREALFORCEシリーズは静電容量無接点方式を採用しています。

キーボードのキーと電極が物理的に接触することがないので耐久性が高く、すべてのキーが同じ力で反応することになります。指に対する負担が少なく滑らかにタイピングができます。

その構造は、静電容量の変化でキー入力を検知するもの。
物理的な接触がないので、静穏で、耐久性やキータッチを高められます。その分、高価になりがちという面もある。

価格はメンブレン方式では1000円~ 4000円程度に対して、静電容量無接点方式では14000円~24000円程度と差があります。

東プレ製のRealforceシリーズや、
東プレOEMのPFU Happy Hacking Keyboard Professionalキーボードが有名です。


メカニカルキーボード

メカニカルキーボードは、スイッチ一つひとつが独立した構造になっているものをいいます。押したときに音が出るという意味ではなく、音の出ないメカニカルキーボードもあります。

ただし、メカニカルキーボード導入の難点が、通常のキーボードと比べて初期費用がかかってしまうこと。

メカニカルキーボードは独立したスイッチ機構を持っているためにその部分だけ交換すればいい、という構造になっています。

その特徴としては軸により打鍵に違いが出るということ。音の大きさも違います。好みに合わせることができます。

打鍵感は個人の好みが大きいので、ネット購入するよりも量販店などで実物を触ってみてから購入するのをおすすめします。

ネットでは絶対に打鍵感は理解できません。購入するモデルが決まっているのならネットで購入しても問題はありません。

FILCOのメカニカルキーボードのスイッチは軸の色によって異なります。好みの打鍵感に応じて選びましょう。赤軸と表示されていても3種類の赤軸があるので注意です。

茶軸 M
黒軸 ML
青軸 MC
赤軸 MRL
SILENT MPS
LowProfile赤軸 XMRL

商品型番のアルファベットから搭載されるスイッチを読み取れます。

※注
ニュートン(記号: N)は力の単位。1Nは、1kgの質量を持つ物体に1m/s2の加速度を生じさせる力。
1N = 100cN
1N=≈0.10197 kgf

茶軸 M

55cNでソフトな感触かつ軽い入力感。クリック感がある。スタンダードモデルで、メカニカル初心者から上級者まで幅広い層まで対応の無難なタイプ。

黒軸 ML

クリック感がなく静か。60cNと重く高反発が指に心地よく、キーの戻りが速い。高速でのタイピングまたはゲーム向け。

青軸 MC

60cNで明確な打鍵感。高いクリック音。メカニカルらしい爽快な入力が実感できます。本格的ゲーム向け。

赤軸 MRL

45cNでキーを押し下げるほどスイッチが重くなる。滑らかで軽い打鍵感。クリック音がなく静音性も高い

SILENT MPS

キーを押し下げるほどスイッチが重くなる。打鍵音を30%削減していてクリック感がない。45cNと軽い打鍵感でなめらかなタイピングが可能。

LowProfile赤軸 XMRL

ストロークが短い。キーを押し下げるほどスイッチが重くなる。45cNで打鍵感は軽め。クリック音がない。低いストロークを好む人向け。

メンブレン

各スイッチの独立しているメカニカルキーボードは対照的に、基板がフィルム状になっているのがメンブレン型のキーボードです。価格が安く抑えられるのが特徴。

メンブレンとは薄い膜という意味で、2枚の接点シートの間に、穴のあいた絶縁シートを挟み、キーを押すと接点が触れ合う構造です。

キーの内部のラバーカップがシートに接触することにより入力を認識します。打鍵感が軽く音の小さいものが多い傾向があります。

コストが安く抑えられるため、低価格のキーボードに多く使われている構造ですが、押したあとの反発力が意外と強く、長時間のタイピングでは指が疲れるデメリットが指摘されています。

片手キーボード

コンパクトなサイズで片手で使う片手キーボードの存在も見逃せません。

普通のキーボードのように気の数は多くはありませんが、好きな機能を割り当てておけるので特定のキーを集中して使う場合には便利。

コピー&ペーストをよく使うなど右手でタイピングしながら左手でも使えることになります。

メンテナンス

キーボードは手で直接触れることになるため、汚れやすくなるのは必然です。

スイッチの間にお菓子やおせんべいの食べかすが詰まるなどの問題もあります。また手は脂が多く、汚れは意外と頑固です。メンテナンスをする必要があります。

空気を吹き付けてゴミを吹き飛ばすエアダスターが効果的。軽いホコリの汚れならこれで十分です。ボールの空気入れもホコリ取りに利用できます。

ゴミや毛などが溜まりがちな内部は、キートップ引き抜き工具でキーを抜いてから清掃をすると綺麗になります。

取り外したキーをどこにもどせばいいのかわからくなってしまうこともあります。スマホやデジカメで撮影をしておくといいでしょう。


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