RAIDの概要

HDDドライブの価格が下がり、容量が大きく安く買えるようになり、ストレージを今までと異なる使い方ができるのではないか。そこで考え出されたのがRAIDです。

複数のHDDを搭載するNASにも関係があるRAIDとは何なのでしょうか。

目次

RAID(レイド)とは

RAID(レイド)とは、複数のHDDを一つにまとめて仮想的に利用する技術のこと。RAIDボリュームは、複数台のストレージを仮想的に1台に見立てます。RAIDにはレベルがいくつか存在します。

RAID 0

RAIDボリュームを構成するストレージに一つのファイルを分散して書き込む、並列に読み出し、リードとライトの機能を向上させる。

ストレージが1台でも故障するとすべてのストレージのファイルがすべて失われてしまうため、データ損失のリスクが最も高い。

2TBのハードディスクを3台準備した時に使える容量は6TB。

RAID 1

すべてのストレージに同じファイルを書き込む。HDDを単純にコピーするのと同じ。複数のストレージが故障しても1台でも残れば、ファイル復元が可能である。

2TBのハードディスクを3台準備した時に使える容量は2TB。

RAID 5

ファイルをストレージに分散して書き込む方式。読み出し速度が速い。
ファイルを復元するパリティというファイルが分散して書き込まれる。

ストレージが1台だけ壊れた場合にはファイルを復元することが可能。
HDD容量の3分の1をパリティ用にさくことになる。つまり、2TBのハードディスクを3台準備した時に使える容量は4TB。

データの保護を目的とするならRAID1、または、RAID5を選択することになる。

RAIDのデメリット

効率よくHDDを使えるRAIDでもデメリットがあります。まず、間違ってデータを消去した場合は、ソフトウエアに不具合が発生した場合、コンピューターウイルスに感染した場合など、ストレージに関連しない障害には対応できません。

また、RAIDのレベルによっては1台のハードディスクが壊れただけですべて壊れてしまうなど、HDDを単体で使用するときよりもデータ消失リスクが高まるといったデメリットもあります。

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