「どんなパソコンを作ろうか」
パソコンを自作する際には、自分の目的に合ったパソコンのイメージを作ることが大切です。はじめに計画を立てておかなければ、せっかく買ったパーツが取り付けれなかったりするので大変。
予算にも限りがあるというわけで、自作PCのタイプを事前に決定する必要があるのです。
性能を重視する
フォームファクタと呼ばれるマザーボードの規格を選択することになる。ドライブのスロット数が多ければ拡張カードなど搭載するのに後に困らない。
●代表的なフォームファクタと大きさ
- ExtendedATX 約31×34cm
- ATX 約25×31cm
- microATX 約25×25cm
- Mini-ITX 約17×17cm
ATX・microATX・Mini-ITXが一般的。
ケースが大きくなる
マザーボードはATX規格以上で大きくなるため、ケースが大きくなりかさばりPCの置き場に困る。
実際にみると縦横50×50cmのケースは予想以上にデカく扱いが大変。自作PC雑誌はATXを推奨しているが。
消費電力の高いパーツを使うことになるため電気代がかかることもある。
ATXケースには小さいマザーボードなら入るので、microATX Mini-ITXのマザーボードを搭載できるが逆はできない。比較的安いmicroATX・Mini-ITXのマザーをわざと選択すればATXマザーよりコスト削減にはなる。
価格が高くなる
パーツの性能が全体的に高くなるので、比較的価格が高めになる。予算に余裕があれば、ということで。
性能とコストを両立する
初心者にぴったりで、拡張性がそれなりに高い。総コスト10万~20万円程度が目安になる。
でも、拡張性が少し限定される。microATX以下のサイズのマザーボードを選択すると拡張性が低くなるのは欠点。スロットの数が少ないなどの問題はある。
安さ第一→処理能力が低くなる
安いものなら3万円程度で作ることも可能。消費電力も低くなり省エネできる。一方、処理能力が低いため画像編集・動画・ゲームには弱くストレスになるかも。
ネット閲覧とかExce・Word・テキストエディタしか使わないなら耐えられる。使用目的がはっきりしていればいい。セカンドマシンとしても使えます。
デザイン・省スペース性を重視
おしゃれなマシンが作れます。
ベアボーンなどの簡単に組み立てられるものや、キューブ型のデザイン性のすぐれたものも流行している。マザーボードはMini-ITX規格を選択するのでサイズが小さく拡張性が期待できない。
ケースの選択によって音がうるさくなることもある。ケース内が狭く作るのが少し難しい。
前もって自作するマシンのタイプを決めておかないとパーツが合わないことにもなるので、綿密に計画を立てることになります。