腱鞘炎を防ぐキーボードの傾斜とエルゴノミクス

人間工学に基づいたエルゴノミクスのキーボードは使いやすさ抜群。エルゴノミクスのキーボードって一体どんなものなのでしょうか。

人間工学は、道具をより自然な動作や状態で、快適で使いやすくすることを追求しています。

あらゆる道具にエルゴノミクスは応用されます。キーボードや、マウス、ディスプレイなどの設計やデザインに取り入れられています。

エルゴノミクスキーボードの特徴は、曲線型のデザインや、少ない動作で入力できるキー配置などにみられます。

目次

エルゴノミクスキーボードのメリット

人間が疲労や負担を感じやすいパソコン作業。

従来のキーボードでは想像以上に手首に負担がかかります。長時間の作業で腱鞘炎のように手や指に負担がかかるのが通常でした。多くの人がパソコン操作で疲労や負担を感じています。

エルゴノミクスキーボードは、自然な形で操作できる構造。形状やキー配置が従来のキーボードにくらべて独特で、疲労や負担につながる不自然な動きを減らし、手や指にかかる負担を軽減しています。

作業効率UP

エルゴノミクスキーボードは、無駄な動きの少ないタイピングできるため、同じ時間で多くの作業がこなせるため効率が上がります。疲れにくいので長時間の作業も可能です。

長時間の作業

パソコン作業が長時間にわたる人にエルゴノミクスキーボードはおすすめです。

従来のキーボードはそれだけ手首や腕へ負担がかかる時間も長く、疲れをためやすいです。エルゴノミクスキーボードは指や手首にかかる負担が少ないです。

長時間のパソコン作業が必須という人にはおすすめです。

腕や手首への負担を感じている方

手首や腕にすでに負担を感じている方は、なせ手や指が痛くなるのかを考えてみて下さい。必ず原因があります。それが不自然な動きです。

異常な姿勢でのタイピングは、手のしびれや痛みを引き起こし、作業不能になりかねません。同じ環境で作業していれば、原因はそのまま存在し続け、状況は何も変わず負担がかかり続けます。

エルゴノミクスキーボードが人間工学に基づいているといっても、指の使いすぎは腱鞘炎の原因となります。休憩しながら作業すしましょう。

疲労軽減

1時間に1回は休憩するのが望ましいと言われるほど、パソコン作業は想像以上に疲れます。指だけ動かしているだけなのに神経が疲れるのです。

エルゴノミクスキーボードを使うことで疲労の軽減が期待できます。

正しい姿勢でのタイピングやタッチタイピングを習得するなどすることも大切。作業の合間には、定期的な休憩も入れましょう。手や指に負担のかからない作業をすることにより、作業効率の向上にもなります。

上位モデル

手や指に負担をかけたくないなら性能の高い上位モデルのキーボードを選ぶのがおすすめです。家電量販店に行けば、お手頃価格で見た目の良いキーボードが並んでいますが、見かけが良くても性能が低くければ意味がありません。

高級なキーボードは価格は高くなります。そもそも作業効率や負担軽減をしたいがためにキーボードの買い換えを検討しているのではないでしょうか。

無数にあるキーボードに目移りしないためにも、値段の安さに惑わされず、高くても、負担のかからないキーボードを購入すべきです。

目的に合ったものを

エルゴノミクスキーボードにも様々な種類があります。入力効率を重視してカスタムボタンが付いているものや、疲れにくさを重視したもの、持ち運びに便利なものなど製品によって特長があります。

主な使用目的をはっきりさせることが重要です。目的がはっきりしていれば、選ぶキーボードも絞り込まれます。テンキーの有無や配列が日本語か英語かも、事前に確認しましょう。

ワイヤレスか有線か

ケーブルなしで無線接続のできるワイヤレスキーボードが登場しています。ケーブルの取り回しが楽。机の周りをすっきりできます。

しかし無線接続にこだわりすぎて使いにくい商品を選んでは本末転倒。たいていのパソコンにはUSBポートがついているので、有線接続でも使いやすければ困ることはありません。

初めから無線接続と決めてしまうと選択肢に含まれるキーボードが少なくなります。エルゴノミクスキーボードを中心に選び、その中で無線のキーボードがあれば選択するといった感じでいいでしょう。

正しい姿勢を意識しよう

パソコン作業には姿勢が大事です。姿勢が悪ければ指先の動きにも影響します。悪い姿勢では、扱いやすい上に疲労もたまりやすく、さらに姿勢が悪くなります。

体調不良や視力低下にも悩まされやすくなります。姿勢の悪さを直さなければ、エルゴノミクスキーボード使っても、疲労軽減は期待できないでしょう。

ここでは正しい姿勢のコツをご紹介します。

  • 椅子に深く腰かけて背筋を伸ばす
  • 画面は目の水平位置より下に、距離も十分に離す
  • 脇を開いて力を抜く

エルゴノミクスキーボードは脇を十分に開かないと操作しにくいことを理解しましょう。

正しいタッチタイピング

エルゴノミクスキーボードは、正しいホームポジションと指使いをすることが前提として形状やキー配列がなされています。

つまりタッチタイピングを覚える必要があるということです。自己流のタイピングでは、エルゴノミクスキーボードのいいところを生かせないので、余計に疲れやすくなります。

自己流タイピングをしているならタッチタイピングを覚え矯正しましょう。自己流のタイピングでは余計な動きが増えるために必ず疲れます。

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