家庭用の電源から供給される電流を、パソコン内部で使用できるように変換するのが電源ユニットの役割だ。
12Vや5Vなど、電流を供給できる形に変える必要があるので、必要不可欠なパーツだ。人体に例えると心臓である。
パソコンの消費電力を把握して
ミドルタワーなどに使われる主流のATX電源電源ユニットはワット数に応じてさまざまな製品が販売されている。パーツの総消費電力を計算した上で購入するといい。
CPUとグラフィックボードは消費電力が大きく、その2倍くらいの確保するのがおすすめ。容量が大きくて困ることはない。
ATX電源
コルセア 電源ユニット RM850x 2018 (CP−9020180−JP) [ATX /Gold]
自作パソコンで一般的に使われているのがATX規格の電源ATXやmicroATXケースでは基本的にATX電源を使用することになるが、ケースによっては奥行きを気にする必要がある。
Mini-ITXケースでも形状によってはATX電源を搭載できる。ケースの規格と電源の規格は別物と考えていい。
幅(mm) | 高さ(mm) | 奥行き(mm) | |
ATX | 150 | 86 | 140 |
ATX large | 150 | 86 | 180 |
ATX – EPS | 150 | 86 | 230 |
SFX電源
コルセア 450W PC電源 SF450 Platinum CP−9020181−JP [SFX /Platinum]
ATX電源よりもコンパクトなSFX電源。SFX対応するケースはATX電源で使うことができないので注意。大は小を兼ねるというようにはいかない。コンパクトなため100~400W程度しか供給できず電力量は小さい。
幅(mm) | 高さ(mm) | 奥行き(mm) | |
SFX(A) | 100 | 50 | 125 |
SFX(B) | 100 | 63.5 | 125 |
SFX(C) | 125 | 63.5 | 100 |
SFX(D) | 100 | 63.5 | 125 |
SFX(L) | 125 | 63.5 | 130 |
必要な容量を計算する
ATX電源には400~500Wなどから、大きいものになると1200Wなど大容量のものもある。
MSIでは電源容量計算機をホームページで公開している。
https://jp.msi.com/power-supply-calculator
電源容量計算機
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CPUやグラフィックボードを選択して合計して算出された総消費電力の2倍くらいの電源を選ぶと安全である。
80plus認証
供給される電源は、効率よく変換される必要がある。変換効率が悪いと、せっかくの電力が熱として放出れてPCに供給できなくなる。変換効率が高い電源は高品質といえる。高い効率で変換できる電源には80plus認証が付与されている。
スタンダード・ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナ・チタンという6段階があるが、最も変換効率を高いのはチタンで価格が最も高くなる。
ケーブルの接続方式
OWLTECH オウルテック 650W PC電源 Seasonic FOCUS GOLDシリーズ セミモジュール電源 SSR-650FM [ATX /Gold]
プラグイン対応電源
電源ユニットには、ケーブルが直接ついているものと、取り外しのできるプラグイン型がある。
◆在庫のみ終了!80PLUS WHITE認証取得 コンパクト電源ユニット【CORSAIR】VS650 (CP-9020172-JP)
ケーブル直付け電源
プラグイン型は余計なケーブルを外すことができてパソコン内部のケーブルをすっきりさせることができる。